塚田トオル's Blog

還暦間近のおっさんが綴る雑記録

『小野寺の弟…

小野寺の弟・小野寺の姉 通常版 [DVD]

『小野寺の弟、小野寺の姉』を見ました。公開時、観に行った人から「あんまり面白くなかった」と聞いていたのですが、僕はまあまあ面白かったです。片桐はいりが画面に映っているだけで、何となく微笑ましい。向井理もイケメン感を消してだいぶ頑張っていたのではないかと思います。
間宮兄弟』の姉弟版という感じかな。
 
僕は姉はいませんが弟がいます。正月ぐらいにしか顔を会わせないので、こういう仲のいい姉弟(兄弟)関係というのがどういうものなのか、実感としてよくわからないところがあります。
弟とは5才違いで、僕は19で家を出てしまったから、一緒に暮らしていたのは14年間です。
その後、僕が独り暮らしをしていたアパートに、1年くらい弟が居候していた時期がありますが、それを入れても15年です。
そしてその15年の間の2年間、弟はアメリカに留学していたので、まあ常に顔を会わせる距離にいたのは、正味13年ということになります。
親が早くに死ぬというようなこともなく、弟を特別に面倒をみてやったとか、世話を焼いてやったというようなエピソードは皆目思い当たりません。
世間的に言って、兄弟の関係なんて、これが普通と言えば普通かも知れないし、素っ気ないと言えば素っ気ないかも知れないけれど、死んでるか生きてるかぐらいは知っていても、それ以上の細かい、例えばいま何の仕事をしているとか、家の状況がどうだとかいうことは、こちらからも報告しないし、弟からも連絡はありません。
母親が、聞きたくもないのに、弟の家がいまこんな状態になっているとか、嫁がどうだとか、暮らしぶりがどうだとか、一方的に伝えてくるので、それで何だか知ってしまう。
 
ああそうそう、弟のいまの嫁さんがサギに引っかかり30万円取られてしまったことがあって、今月分の生活費がなくなってしまったから金貸してくれと言われたことがありました。僕が病気で入院しているときには一回か二回ぐらいは見舞いに来てくれるし、そんなわけで顔を合わせるのは、どちらかが困っているときなので、便りのないのは良い報せ、と思っています。