塚田トオル's Blog

還暦間近のおっさんが綴る雑記録

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『ナラタージュ』

『ナラタージュ』島本理生 “ナラタージュ”はナレーションとモンタージュが合わさった言葉とのこと。ナレーションに沿って画面が展開するという映画の場面の技法だそうである。 高校時代の教師、葉山貴司(松本潤)にひたすら愛を傾ける工藤泉(有村架純)。…

『永い言い訳』

西川美和の小説で彼女がメガホンを取った映画。主演は本木雅弘。 キャスティング自体は小説を読んで想像していたのとあまり違和感はなかった。 深津絵里も堀内敬子もピッタリだし、竹原ピストルもトラックの運転手がよく似合っていた。 敢えて言うならモっく…

『SEVEN』

デヴィッド・フィンチャーの作品では、『ベンジャミン・バトン 数奇な運命』が最高の作品だと僕は思っている。 そして、この『セブン』を見たときは余りの救いのなさに愕然とした。 けれど内容が濃いので、繰り返して見ても面白いし、その都度鑑賞に堪える映…

『シンゴジラ』

いろんな役者が出てましたね。二三秒しか出ていなかった人も含めると、何人出ていたのか。 ゴジラは最初出てきたとき何とも気持ち悪いブヨブヨした生き物で「なんじゃこりゃ」と思った。 一回海に引っ込んで、次に出てきたときはだいぶ見慣れたゴジラの形に…

『SCOOP!』

正直言うと、あまり面白くなかった。大根仁だし、面白いだろうと自分でハードルを上げてしまったからかも知れないし、福山雅治という人物があんまり好きじゃないってこともあるかも知れない。 台詞に下ネタが多すぎて、あれじゃあつきあい始めぐらいの、若い…

『後妻業の女』

黒川博行の小説は大体そうだが、結局のところ内容が残酷だったり猟奇的だったりしない。 疫病神シリーズにしても半端なヤクザとその悪さに付き合わされるしょうもないチンピラくずれが出てくるだけで、喧嘩は派手だが、あまり人がバタバタ死んだりはしない。…

『コンビニ人間』

内容(「BOOK」データベースより) 36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎…