『生きてるものはいないのか』
あんまり高くないんすか?これって。
『生きてるものはいないのか』は五反田団の演目ですが、前田司郎が小説の形でも書いています。小説の方は、とにかく訳も分からないまま次から次へと人が死んでいくという話で、読んだときは正直あまり面白いものとは思いませんでした。
ある地方の大学とその隣に建っている病院が舞台。その病院の地下では米軍が密かにウィルスの研究を続けているという都市伝説があるのですが、そしてある時、突然人がバタバタと死に始める。人が死んでいく理由は最後までわかりません。起承転結的なものは何もなく、まあ一種の不条理劇という感じです。